所在地
和歌山市明王寺
竣工年
2022
構造
鉄筋コンクリート造
規模
地上1階建
敷地面積
25.2ha
延べ面積
32㎡ ×2か所
四季の郷公園は野鳥や昆虫、植物と触れ合える自然観察の森と、花や緑のあふれる緑花果樹苑の2つのエリアで構成された自然と農業のテーマパークとして市民に親しまれており、昨年には道の駅も完成し新たなコンセプトで稼働し始めています。
公園の中には様々なウォーキングコースがあり、各コースの途中にあるトイレ2箇所の建て替えの計画である。
ウォーキングコースの通路に向かってファサードをつくり、建物の表(通路)と裏(森)を繋ぐ抜け(ヴォイド)を設け、光と風の通り道とし美しい自然との出会いを創出するように計画しています。ヴォイドは表と裏を視覚的に繋げることにより、奥にある森をより身近に感じることが出来、積極的に周辺の自然環境に馴染むデザインとしました。
また、公園全体のテーマとして木調を要望されているが、木材を使用すると頻繁なメンテナンスが必要になりランニングコストがかかります。
さらに構造体は鉄筋コンクリート造と指定されている為、その上に仕上として木材を施工することはイニシャルコストの増減にもつながります。
そこで、外壁仕上げ材として杉板型枠コンクリート工法により、コンクリートで木質感を表現し、イニシャルコスト・ランニングコスト共に削減できると考えました。